自重トレーニングは場所を選ばす器具などを用意する必要がないためコストのかからない便利なトレーニング方法です。自重トレーニングは適度な筋量や筋力、運動能力を向上させたい人に適しています。
しかし自分の体重のみを利用してトレーニングをすることは負荷をかけることに限界があります。さらに筋量、筋力をつけたい人には効果的ではありません。この記事では自重トレーニングのメリット、デメリットについて話していきます。
自重トレーニングとは何か?
自重トレーニングは名前の通り自分の体重を利用して筋肉に負荷を与えて鍛えることです。
有名な自重トレーニングとして腕立て伏せやクランチが挙げられます。また懸垂バーやプッシュアップバー、アブローラーなどの器具を利用して鍛える自重トレーニングもあります。
自重トレーニングのメリット
自重トレーニングのメリットは何よりも場所を選ばすジムに行く必要がないことです。自宅で簡単にできてしまうため時間がない人や金銭的なコストを抑えたい人におすすめです。
自重トレーニングでも強度を上げることは可能
自重トレーニングではウエイトを足して強度を上げることはできませんが別の方法で強化を上げることができます。例えば通常の腕立て伏せが簡単にできてしまう人はデクラインプッシュアップをやってみましょう。これは足を壁や椅子などに乗せて体重で負荷をさらにかけることができます。
また下ろす時のスピードをゆっくりにしたり、インターバルを短くするなど自重トレーニングでも強度を上げる方法はたくさんあります。
自重トレーニングは身体の機能を向上させる
自重トレーニングをすることで自身の身体をコントロールしやすくなります。筋肉は日常生活でもよく使われますが年を取るとともにこの力も衰えていきます。しかし自分の体をコントロールできる力があれば日常生活も楽に過ごすことができます。
自重トレーニングは良い運動になる
筋量や筋力の向上だけでなくカロリーを消費する運動としても効果的です。心拍数を高くすることで体脂肪燃焼の効果もあります。
自重トレーニングのデメリット
自重トレーニングのデメリットはやはりなんといっても与えられる負荷に限界があることです。筋肉を増やすには強度を上げる必要があります。自重トレーニングでは筋持久力を伸ばすことは可能ですが筋肉を大きくしたり強くするには限界があります。
筋肉を大きくするにはウエイトが必須になります。ウエイトを用意するにはお金を出してジムに行くかウエイト器具を購入する必要があります。時間がない人やコスト面で厳しい人にとってはこれらは問題になります。
できるエクササイズが限定される
自重でできるトレーニングにはエクササイズの種類が限定されます。また特定の部位は重量トレーニングでは鍛えることが難しい場合もあります。
例えは上腕二頭筋や背中といった部位は自重で鍛えることは難しくなります。一方でジムに行ってしまえばマシンや器具が豊富にあるためこれらに悩まされることはないでしょう。
逆に大胸筋や上腕三頭筋を鍛える自重トレーニングは豊富にあります。つまり自重トレーニングでは身体全体をバランスよく鍛えることができません。
自分の目的に合っていれば自重トレーニングは効果的
自重トレーニングは本格的なボディメイクをしたい人にはおすすめできませんが、あくまで運動を目的とした筋トレや身体機能を向上したいという目的を持っている人にはとても効果的です。
そもそも自重トレーニングは筋トレのベースです。腕立て伏せの動きがしっかりできればウエイトトレーニングのベンチプレスに繋げることができます。筋トレの基礎を学んだり筋肉の動かし方、使い方を習得するために自重トレーニングはやっておいた方が良いでしょう。
またジムに行こうと考えているトレーニング初心者の人もジムに行く前に家や公園で自重トレーニングを試してみるのもおすすめです。